ヤギとインパラ
マラウイのンサル村のユイさんはヤギの貴乃花と武蔵丸を飼っています。
このとぼけた顔の方が確か、タカの方。おしっこをした後、クンクン匂ってくっさーって顔をします。毎回。その後フンもしたり。生まれながらのギャガー。こっちは比較的お利口のムー。
ヤギを飼うことは村ではよくあることだけれど、足に紐をつけて散歩させる村人はいません。
これがユイさんちの家の庭です。よく慣れています。
二人とも女の子で、結婚出産についてどうすべきかユイさんは悩んでいました。すると先日守衛の人がオスヤギを連れて来たそうです。オスヤギは興奮して妙な声を上げながら二人を追いかけ回したらしいですが、二人は嫌がって逃げたと。はは。
帰国する3月に連れて帰りたいけれど、それは無理だから、命をありがたく頂こうかと悩んでいました。しかし、それも無理だろうと思っています。しかし、しかし、みすみす村人に食べられるくらいなら、、、。悩ましい。
鶏のように簡単にはいかないよね。物質的には手伝ってもらえるだろうけど心情的には。いや、さばいてるよユイちゃん、ニワトリ!羽、むしってるし。
ところで、サファリで見たインパラは面白かった。
こんな風に角のあるオス1匹にメス数匹が群れを作って暮らしています。大抵2、3匹から5、6匹のメスでした。
中にはこんなすごい集団も。
オス1匹にメスが20も30も!モテモテインパラハーレム30と名付けました。
なんでも、強いインパラが勝ち残っているらしいです。そういえば、片方の角の折れたインパラが1匹でいたのも見ました。
当然あぶれるオスインパラもいるのだなあと思っていると、サファリの出口付近に角があるインパラが15匹ほどの群れがいました。切ない。
インパラの世界の価値観は強さなんですね。人間界は、財力、美貌、価値観、いろいろですね。