夏井いつきさんと俳句を作る
10月26日金曜日、プレパトでおなじみの夏井いつきさんが倉敷芸文館に来た。
句会ライブという8月からチケットを買って楽しみにしていた。どんなライブだろうかと思っていたら、俳句の作り方を聞いて作って語り合う、本当に句会ライブだった。しかも作る時間は10分そこらだ。何しろ「五分で一句できる体になる」がモットーだから。
こういう紙を事前に渡されていて、はじめの1時間で作り方も含めて夏井さんの軽妙なおしゃべりがある。
着物姿の写真が多いが、実は一着も着物は持っていないそうだ。プレパトではそれらしく見せるための衣装なんですね。上の写真も。そういえば以前テレビで持たない暮らしを語っていた。靴も夏に二足冬は一足みたいなことを、、、。そんな方が着物なんて必要ないですね。
俳句の作り方のコツは、まず、何かつぶやく。今日ここへ来るまでに見たもの食べたもの感じたこと。例えば(会場から男性当てられ言わされる)「カレーうどんをたべました。」これに季語をつける。
「秋うららカレーうどんを食べました」なら楽しい気分の句になるし、
「秋の風カレーうどんを食べました」なら切ない気分になる。
「いわし雲」ならあいまいで複雑な感じ。
季語から決めてはいけない。まずはつぶやいて後から季語っぽいものを入れて組み合わせるのだ。ほほう。
そうそてどんどん会場の人が作って行き、紙を集め同時進行で舞台上で夏井さんが選んでいく。はあー私はろくなものができない。それでも投句した。
最後に七句が選ばれる。会場の人にどれがいいか拍手をしてもらって大賞を決めた。私が一押しだったのは、
「秋の暮れ娘に託す店の後」だ。しかし、圧倒的多数で選ばれたのは、
「避難先は一年一組七夕の空」だ。水害だなあ。
良い句は文字が立ち上がると言っていたのが印象的でした。
会の後の本を購入してサインしてもらいました。
傍にいるのは夫です。熟年結婚いいなあ。