machimachi22mermaid’s diary

旅と映画と読書が好きです。旅先でぼんやりしているとあれこれ書きたくなったので、2016年8月13日、アムステルダムにて、ブログを始めました。

たいせつなともだち

f:id:machimachi22mermaid:20190627040105j:plainこの写真は、6月24日月曜日19時23分。あまりにも美しい夕焼けで、太陽が沈みきって朱色が消えてしまう前にと、急いでボタンを押しました。

この日、たいせつなともだちがなくなりました。2日後の昨日水曜日が葬式だったそうです。

私は何にも知らなくて、のんきに過ごしていました。もう式が終わった夕方、友人からのメールで知りました。友人も教え子から葬式に行った後でメールを受けて知ったそうです。なんで?教え子たちよりずっと近い私たちは知らなかったのに。でも、そういえば近所に教え子が住んでいると言ってたから、その子を通じてわかったのでしょうね。

ともだちは入院中でした。面会できない病棟で、メールや電話でのやり取りはずっとしていました。本人から聞かされていたので治るとは思っていませんでしたが、少しは楽になって話ができるようになると思っていたのに。また自宅に帰ってきてベットの横でおしゃべりできると思っていたのに。一週間以上連絡がないなあと思っていたら、訃報です。

こんな風にお別れもできないままで、いなくなるなんて。

メールをもらって、とにかくと自宅に行きました。しかしひっそり閑としています。呼び鈴を押してみたけれど主がいない家からは何の反応もありません。

ともだちは一人暮らしで、近親者はお姉さんだけです。お姉さんは夫と娘がいて近くに住んでいるはずです。でも、連絡先も何も知りませんでした。お姉さんに連絡を取りたい旨の手紙を書いて郵便受けにいれておきました。

訃報を知らせたくれた友人もかけつけて、一緒に葬儀所へ行きました。そこで事情を説明すると、お姉さんに連絡を取ってくれました。お姉さんにさっき訃報を知って自宅にも行ったことを話しました。お疲れのところ申し訳ないと思いつつも、何か知りたくて。お姉さんが教えてくれました。誰にも知らせず家族葬にしたそうです。私や一緒にいた友人にはお世話になったから2、3日したら知らせてほしいと言っていたそうです。

なんで、、、すぐに知らせてほしかった、お別れがしたかった、勝手な思いですね。健さんもそうでしたもの。ともだちがそう望んだのなら、これでよかったのです。

私もこのごろ身体の不調を覚えることがあり、いつ何時何があるかわからないと思いました。健康は永遠ではないし、家族だって仕事だってしかりです。

ちゃんと生きよう。もっと親を大切にしよう。もっと人に親切にしよう。もっと誠実に仕事をしよう。行きたいところに行って、会いたい人に会って、食べたいものを食べて。貪欲に、そして、謙虚に生きよう。62年で逝ってしまった友人のぶんまでちゃんと、丁寧に、感謝して生きよう。この時代にこの国に生まれたことは幸運なのだから。