気仙沼から南三陸からの仙台へ
気仙沼で泊まったホテルは海岸の平野部にありました。宿泊客が私しかいないような感じで周りにも人気がなく寂しいところでした。朝、やっとフロントの人以外の人を見た時はホッとしました。1.8mのかさ上げをしているので、1階は半地下のようになっていました。
友人に連れていってもらった大島は、宿から車で30分くらい。でも、3.11の時は橋がなくて働きに出ていた大人はすぐには帰れなかったそう。 山の頂上にはロープウェイがあったのだけれど火事になって、中学生たちが必死でバケツリレーしたそうだ。今はもう何もない。
ランチは渡辺謙さんがプロデュース?応援しているお店でロコモコ丼を。
うん、おいしい。でもって、店の中を見ていたら、渡辺謙さんから毎日届くファックスが!なかなかの達筆でした。毎日、というのがすごいよね。離婚とかいろいろあるけど、こういうことを続けるのは偉いなあと思いました。
海岸は相変わらず美しいけれど、防波堤がどんどん作られ、傘げ上げ工事がされ、人工的な風景になって行ってます。
向洋高校は震災遺構として残されるそうで、津波が来た3階までは窓がありません。
友人の家は一階が流されました。
仮設暮らしをしながら、引っ越すかどうか家族会議をした結果、元の家を改築して住むことにしたそうだ。父親の、海が見えないところでの暮らしは考えられないという言葉が決め手になったそうだ。でもって、おっきい家!分限者じゃ。目の前の小高い丘を登ると向こうに海が見える。
昔は鉄道も通っていたけれど廃線になったそう。
海から太陽が昇るのが見えるなんてすてき!初日の出も綺麗に見えそうです。ところが友はわざわざ見ないと。へええ、もったいなーい!目の前にあるとありがたさがわからないのね。
夜は仙台に移動し、せり鍋なるものを食べました。
芹は根っこの部分まで食べられます。ゴボウのような土のような味がして、5秒ほどしゃぶしゃぶして歯ごたえを味わうのがいいと。美味しかったなあ。生気をもらいました。
ライトアップされた街を歩いて、年末気分を味わいました。