同窓会とお帰り寅さんと

1月2日に高校時代の同窓会があった。人数は15人くらいだったけれど卒業以来の人もいて、みんな見まごうことなきおじさんおばさんになっていた。

高校時代の私は全く目立たず、存在感がなかった。あの頃有名だったのは、極端に頭のいい人、おしゃれな人、ツッパていた人だ。私は中どころの頭で、全くおしゃれでなく、寝癖のピンピン頭だったし、ツッパリなんてとんでもない真面目一直線の田舎の女子高生だった。

同窓会に参加していた人は、頭良かった人で立身出世した人、おしゃれだった人で今でもキラキラしている人、つまり目立っていた人が多かった。あの頃から名の知れた人で、今でも来るような人は、なんだか人生に満足している感じの余裕のある人だ。名刺をもらったらANAや製薬会社でお偉いさんをしている。頼んでないけど名刺をくれたからこういうのは慣れているのだろうな。

私が高校生の頃はテストのたびに上位50人は名前と点数を印刷したプリントを配布していた。今では考えられないことだ。だから、名前だけは知っているという人がいた。その人たちは努力する才能を持っていたのだよな。ANAの人も製薬会社の人も話をしたことはないけど、プリントで名前を見た人たちだった。

15年前の大きな同窓会の時、思い出の映像を作ってくれたのは映画監督になりたかったモリゴンだと聞いた。すごく凝った映像でやるなあと思ったらそういう人だったんだと納得。しかし、交通事故で亡くなったそうだ。１つ上のA先輩は最近自死したという話を聞いてびっくりした。しかも、もりかけ問題に関連したことで、ニュースにもなったらしい。なんてことだ！死なないでほしかった。でも気持ちが追い詰められていたんだろうなあ。日本を離れて旅に出たらよかったのに。

あと、ものすごく美人だ有名だった女の子は医者の妻でセレブ生活をしているそうだ。すんごく興味があるけど、全く親しくないので立ち入った話は聞けなかった。今でも十分綺麗だった。綺麗って素敵。

ちょっと反省した。私あまりにも構い過ぎていない。もうちょっとはなんとかしよう。美人にはなれないけど、雰囲気美人、、、にもなれないけど、清潔なおばさん、くらいにはなりたい。いやこれも難しいか。ともかくもちょっとあがきたい。

さて、翌日映画「お帰り寅さん」を見た。ゴクミは綺麗だけどちゃんと年をとっていた。リリー役のルリ子さん素敵だった。夏木マリも。ノスタルジーに浸る映画だけれどいいものね。

ともかく、新年は自分の見た目をもっとなんとかしようと反省したのでした。