二子玉川てまり文庫
二子玉川で秋の日の散歩をしていたら素敵な場所に出会った。
住宅街の中にひっそりとあった、てまり文庫と書かれた看板。
どうやら300円で入れるらしい。入ってみた。
いいところだった。手毬が展示してある博物館のようなところだ。
今まで手毬のことをじっくりと考えたことなどなかったけれど、こんな世界があったのだ。
客も私一人ならば受付をしてくれた係りの方も一人だった。上品で感じのいいご婦人で、私もこんな風に年を重ねていきたいと思えるような方だった。
母へのお土産に2000円の手毬を買った。橙と緑の組み合わせが美しい。
二子玉川に用?があってきたのだけれど、ちょっと散歩したらいいところに入れた。来月は手毬のクリスマス飾りをしているらしい。また来たい。
いい天気で風の音がゴーゴー聞こえて、どんぐりがあってカモがいて、なんでもない風景が幸せだった。