吉野彰さんと中村哲さん
先週からこの二人のニュースがよく聞かれる。
ノーベル賞をとった吉野彰さん71歳とアフガニスタンで銃弾に倒れた中村哲さん73歳。どちらも誇らしい日本人だ。
吉野さんは今、ノーベル賞授賞式のため奥様やお孫さんなどとスウェーデンに行っている。
中村さんの奥様と娘さんはアフガニスタンに行って中村さんの遺体と対面して一緒に帰ってきたところだ。
同時期にこの大きな境遇の違いはなんだ。中村さんはノーベル賞平和賞の候補にもなるような人だというのに、なんと悔しい苦しいことか。中村さんの生き方を知るごとに、こんな尊い生き方をした人がいたのかと目を開かされる。
NGOの医師としてアフガニスタンに行きながら、人々が安心して暮らせる環境こそが大事だと灌漑を行い緑いっぱいの国土へと変えて行ったのだ。
途中日本人の青年が襲撃にあってからは、ほかの日本人を帰国させて自分だけ残って現地の人と切り開いて行ったという。
なぜそんな人が殺されないといけないのか。
きっと戦争によって得をする人がいるのだろう。小さい小さいつまらない人が。
私のしていることはどうだろう。世の中の役に立っているか。誰かを幸せにしているか。良いことをしているか。問い続けながら、現場を大事にしながら進むしかない。